• 元気になる東洋医学のお話

彼氏に可愛いって思われたい。服をかわいく着こなしたい。そんな気持ちから始めたダイエット

でもある日から毎朝体重計の0.1gに一喜一憂

人との食事は太るから嫌

スイッチが入ると引くほど食べて、自己嫌悪

誰よりも食事にこだわっているはずなのに痩せないどころか食欲のコントロールができなくなって超小食→過食を繰り返している

そんな症状に心当たりがある方は摂食障害を発症していると言えます

「摂食障害」このワードを検索すると30キロ台やそれ以下の超低体重の方の体験談や心療内科の治療法がでてきます

「心療内科にかかるほどの症状じゃないし…」

と自分なりの方法でダイエットを継続し摂食障害を治そうとするのは難しいです

約1500年前から日本で伝えられている「東洋医学」と「養生」によって本来備わっている自然治癒力を高めて痩せやすく、身体も心も平穏にしていく方法をお伝えします

苦しんでいる誰かに届きますように

1摂食障害はなぜ起こるのか

東洋医学の基本的な考え方

現代の日本で用いられる「東洋医学」とは「中医学」を指すのが一般的で7~8世紀に仏教とともに伝わってきました。

「西洋医学」と比べるとわかりやすく、「西洋医学」は症状を局所的に分析し、検査、客観的なデータで診断。病名を付け、それに対する治療を行います。

一方、「東洋医学」は統合的に観察、見て、嗅いで、聞いて診断、根本解決を目指します。体全体のバランスを重視し、病気(太ってる状態や過食なども含みます)はバランスの乱れから生じると考えます。

整体観念という言葉があります

「人間はチームワークで動いている。一部だけに原因があるわけではない」

つまり、体の各部分が互いに関連し合い、全体としての健康が維持されている。

過食してしまうということは、体のどこか一方に負担がかかりすぎてしまい、そのバランスを取ろうとしている状態と考えます。制限のある食事をしたり、無茶な運動を頑張りすぎていませんか?

糖質制限やカロリー制限。たんぱく質ばかりの食事に偏り、毎日のハード運動。その反動で無茶食いに走ってしまっていました。頑張りすぎる生活はもう手放して、自分の体と心を癒してバランスを取り自然治癒力を高めていく。この方法で過食嘔吐を脱却し、痩せやすい体を手に入れて一生涯、元気で幸せな生活が手に入ることを目指していきましょう

陰陽バランス

陰陽太極図を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

白い部分は陽、黒い部分は陰を表してしています。天と地、表と裏、ポジティブとネガティブ、熱いと冷たいなど自然界の全ては陰と陽という要素が一体化してなりたっているということを表した図です。

陰と陽は絶対的なものではなく、互いに影響しあい微妙なバランスをとって存在しているものなのです。陽が極まれば陰となり、陰が極まれば陽となる。

つまり落ちるとこまで落ちたらもう上がるしかないってことです。現在、身体も心も辛く苦しくボロボロの状態と感じているならもう上がるしかない。そう考えると少し安心しますね。

私たちが「健康」であると感じられる状態は、陰陽のバランスがうまくとれていることをいいます。

例えば糖質制限は一般的に肉類を常食します。肉類は陽性。陽性に傾いた身体を元に戻そうと甘いもの、お酒など陰性のものを爆食してしまう。これは宇宙の法則です。

偏った食生活や無理な運動で崩れたバランスを元に戻すこと。

からだの声に耳を傾けて体調を整えていく「養生」が過食嘔吐から解放されるための方法の一つです

2摂食障害から立ち直るための東洋医学的アプローチ

陰陽のバランスをとった食養生

先にお伝えしたように食べ物にも陰と陽の性質があります。そのバランスをどちらかにより過ぎることのないように食事内容を考える必要があります。

食品陰陽表をみて極陰性や極陽性のものを避け、中庸のバランスに整えていきます

人間や動物などの生き物はどちらかというと「陽」の性質があります。なので食べるものはどちらかと言うと「陰」によっていく方がバランスが取りやすいです

肉よりは魚を選び、野菜きのこ類を多めに食べるようにしていきましょう

このバランスをとるのにとても簡単な方法があります。それは穀物を食べること。穀物は陰でも陽でもない真ん中、中庸の性質があります。穀物5:野菜2:魚介1 くらいの割合で食べると身体も中庸に近付き、過食衝動も抑えられてきます

でもお米を食べたら太るんじゃない?

0.1gでも増えたくないのに…もし今糖質制限で体重をキープしている状態なら一時は少し増える可能性があります。でもそれは細胞に水分が戻ったから「潤い」です。糖質制限で潤いのない状態を続けていると…年齢を重ねた時に恐ろしいことになる…そう思いませんか?

穀物のおすすめは玄米です。玄米はビタミン、ミネラル、たんぱく質、食物繊維を含み、デトックス作用があるので取り込んできた有害物質を外に出してくれる力があります。一度信じて玄米、味噌汁、魚の夕食に切り替えてみてください。

私はダイエットを繰り返していた時は52〜54キロをなんとかキープしている状態でしたが玄米菜食を基本とし、週2回ほどハレの日でお酒や甘いもの、ピザ、パスタなどを楽しむようになり40キロ台をキープできるようになりました。

3ダイエットを繰り返さないための心のケア

養生の練習のすすめ

「養生」を試みて摂食障害改善を目指していく中で、うまくいかないと感じることもあるでしょう

食べなくても良いものを食べてしまったり、突然また過食衝動が起きてしまったり…だからと言って失敗と捉えないでほしいのです

「養生」はやろうと決めた日からできるものではなく、日々粛々と続けていく習慣です

「養生」の練習をしているという意識で、できなかったことがあるならまた次、そのまた次…と練習を積み重ねていっていただきたいです

摂食障害の発症者の特徴として完璧主義の頑張り屋ということがあります

「養生」に完璧を求めず、頑張るのではなく癒しの意識で日々粛々と続けていってみてください

過食衝動はホルモンから

過食衝動が起きる時ってどんな時ですか?お酒や甘いものを一口でも口にしてしまった時。それ以外ではストレスが溜まっている時や疲れている夕方以降など精神的にも身体にも負荷がかかっている時ではないでしょうか?

食事にはコチゾールというストレスホルモンを抑えて、セロトニンという幸せホルモンを出す働きがあります

つまり食べることでストレスを緊張をほぐしてストレスを緩和させようとしているのです

でもここで食べることでストレスを発散させようとすると太るだけでなく、過食衝動、はたまた内臓に負荷がかかり健康面、メンタルにまで影響してきます

食べること意外でストレスを解消する方法をご紹介するので頭に入れて実践してみてください

セルフケア習慣を取り入れて

身体を癒すということ

マッサージやストレッチです

首や肩をマッサージガンでほぐしてみたりじっくり行うストレッチをやってみてください

本当に食欲がおさまってきます

東洋医学で「心身一如」という言葉があります

心と体はつながっていて、体の症状が心の不調を招くという考え方です

心を癒すにはまず身体から

毎晩、お風呂上がりに筋トレをするのではなくマッサージやストレッチを習慣にしてみてくださいね

終わりに

私は筋トレ、糖質制限、カロリー制限から過食嘔吐症を発症し、約10年間苦しんできました

その10年間は人付き合いが億劫で食事を楽しめていませんでした

「養生」に出会い、実践する中で過食嘔吐に苦しむ人に届けたい、伝えたいという気持ちが沸き始めこのブログを立ち上げました

これから詳しい「養生」の実践方法や「東洋思想」について書いていきますのでぜひご覧ください


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です